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Knowledge Oasisは主にAIとAWSの知識を共有するブログです。その他ITに関する知識やまれに生活に役立つ知識も共有するかもしれません。

KOふみ
名前はKOふみ(こふみ)。独立系SIerで20年のキャリアを持ち、新人研修の講師から請負開発まで幅広く経験。現在はAIを駆使したソリューション開発に従事。資格は応用情報技術者、データベーススペシャリスト、プロジェクトマネージャー、PMP、簿記2級。AWS学習中で、将来はAWSアンバサダーを目指す。

Bedrockのナレッジベースの削除方法と削除できない場合の対処法

Bedrockのナレッジベースの削除方法と削除できない場合の対処法
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調査のためにいくつかBedrockのナレッジベースを作成しました。Vector Storeに指定したAmazon Open Search Serverlessの費用が高かったので削除しようとしたところ削除に失敗して慌てました。その時の対処法について解説します。

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誤った削除の手順

Amazon Open Search Serverlessの費用に気を取られていたのでAmazon Open Search Serverlessから削除してしまいました。その結果、Bedrockのナレッジベースを削除しようとした際に以下のエラーが発生して、ステータスがDelete unsuccessfulになってしまいました。

Unable to delete data from vector store for data source with ID F8YR4Y6BGI. Check your vector store configurations and permissions and retry your request. If the issue persists, consider updating the dataDeletionPolicy of the data source to RETAIN and retry your request.

エラーになって焦りましたが落ち着いてエラーメッセージを読むとconsider updating the dataDeletionPolicy of the data source to RETAIN and retry your request と対処方法が書いてありました。

原因

ナレッジベースで参照するデータソースについて削除時にデータを削除する設定になっていことが原因です。データを削除しようとしますが、削除対象のAmazon Open Search Serverlessが削除されているためデータを削除できなくてエラーが発生します。

対応方法

データソースのData deletion policyをDeleteからRetainに変更することで削除できるようになりました。

  • 削除できないナレッジベースのリンクをクリックします。
    削除できないナレッジベースのリンクをクリックします。

正しい削除方法

データソースは残したままナレッジベースを削除するのが正しい手順のようです。データソースを残しておきたい場合はData deletion policyをRetainに変更しておけばデータソースは削除されずに済みます。

まとめ

費用に気を取られ慌ててAmazon Open Search Serverlessを削除してしまたのが失敗の原因でした。各サービスの関係を意識しながら上位のサービスから削除していく必要があることを学びました。皆さんも複数のサービスが絡む場合には削除の順番に注意しましょう。

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