画像生成AIのMidjourneyからPersonalizationという機能が発表になりました。早速ですが使い方を解説します。
Personalizationとは
Midjourneyで画像を生成する際、プロンプトで表現しきれなかった部分はMidjourneyがその空白部分を「好み」で埋めてくれました。コミュニティ全体のバイアスや好みの集合体から導きだされる「好み」でした。
Personalizationではその「好み」を各個人の「好み」で埋められるようにするということです。
各個人の「好み」とは?
じゃ、その個人ごとの「好み」をどうやって把握するのかがポイントになります。MidjourneyからのDMには「この機能を使用するには、約200のペアランキングや「いいね」が必要です。」とあります。
最初これを読んだときに「いいね」なんてもらったことが無いので使えないのかとがっかりしかけたのですが、大丈夫でした!
pair rankingページで自分の画像の好みを回答することで使えるようになります。
Personalizationの使い方
パラメータ
Personalizationに関するパラメータは2つです。
- –p: 指定することでPersonalizationを有効にします
- –s: 0~1000の値を指定します。値が大きいほど好みを強く反映します
設定方法
/setting
で設定を開くとPersonalizationが選べるようになっています。Personalizationをオンにしておくと自動的に --p
パラメータを付けてくれます。NijiではまだPersonalizationが使えないので注意が必要です。
好みの学習方法
pair rankingページから学習を行います。以下のように2つの画像が表示されるのでどちらが好みかを選択していきます。200回選択すればPersonalizationが使えるようになります。
200回もマウス操作をするのは面倒なのでショートカットキーが準備されています。数字キーを押していくだけなので割と簡単に200回はクリアできます。
- 1: 左の画像を選択
- 2: 右の画像を選択
- 3: スキップ
使ってみる
早速使ってみました。プロンプトは公式ページの例で紹介されていたのと同じ「a cat in a field of poppies」にしてみました。
まとめ
Midjourneyの新機能Personalizationについて紹介しました。Midjourneyで絵を描かせていると「そうじゃないんだよ」と思うことがたびたびあります。沢山「好み」を学習させてPersonalization機能を使うことで狙った画像を描かせやすくなりそうです。
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